内定ゼロのあなたへ〜とりあえずSEになろう!〜
もはや港区については何も語ることがなくなった鞘師姉妹です。どうも。
就活シーズン到来。私も流行りに乗っかって就活について語ろうと思いまーす。
あっちゃんならどこでも受かりそう。。
6月になっても内定ゼロ
大学三年生終わり。周りも就活を意識し始めた頃、鞘師は思っていた。
「すぐ内定もらえちゃうんだろうなー。ふふっ♡」
なんでそんな根拠ない自信があったかと言うと、論文やらなんやらで賞をもらっていたり、バイト先でも仕事ができる方だと自負していたり、サークルうぇーいみたいなやつとは一線を画す大学生活を送ってきていると思ってたからである。
周りに倣って「絶対内定」を買い、自己分析を始めても「んー、なんかしょーもないこと書いてあるけどこんなこと必要ー?面接になったらなんとかなるっしょ」と思ってた。
まだあるんだ。。絶対内定。。
狙うは広告業界と大手メーカー(業種は問わない)。興味持てない企業は受けない!金融はなんとなくなし!(←根拠はない)
その結果、、、6月になっても内定ゼロ(・ω・)チーン
私が内定ゼロだった理由
「面接は面接官とのコミュニケーション。ちゃんと会話のキャッチボールをすること。面接を楽しもう!」「質問されたことに端的に答えること!」なんてクソバイスを鵜呑みにして、準備はほとんどせず、面接ではシンプルすぎる受け答えをしていたことが最大の敗因。
面接官「大学では何に一番力を入れましたか?」
私「ゼミ活動です」
しーーーん
いや、普通会話ってそうじゃない?「へー、どんなゼミ?」待ちしない?
まぁそんな調子で一次面接すらほとんど通らず、いざ通っても最終面接なんて夢のまた夢。気づいたら内定ゼロのまま夏採用の時期となっていました。
リクナビの画面から知ってる企業名がほとんど消えていた時はショックだった。うぇーい☆してた周りはどんどん内定しているのに私だけ内定ゼロで本当死にたくなった。
この頃には就職浪人も意識しだして、「そろそろ面接のコツも掴めてきたし、来年ならば広告会社から内定もらえるんじゃないか?」なんて思ってた。
それでも夏採用で決めよう!と奮い立たせてさらに複数社エントリーしたことは自分で自分を褒めてあげたいと思う。
自分を救えるのは自分だけ
もう八方塞がりで恥を忍んでとりあえず就活塾の説明会に行った。入塾した場合は徹底的に自己分析をするらしい。。
大学二年生の女の子が来ていて熱心だなと思っていたら講師が、
「君ちょっと変だよね。こうやってパッと見ただけで思う。てことは面接官もそう思ってこと。今から自分変えていかないと多分どこも受からないよ」
と言った。その女の子は泣いた。
ちょっとオドオドした女の子で、講師の言わんとする意味も分からないでもなかったけど怖いところだと思って入塾はせず。
結局自分でどうにかするしかないんだなと思った。
でもどうしたらいいんだー!?
夏採用に向けて変えたこと
多分他の人は就活始まる前に準備してたんだろうな、、ってことを今更やりました。
- 自己PRの30秒版と60秒版を暗記
- 学生時代頑張ったこと「勉強パターン」と「バイトパターン」の2種類を暗記
- 自分の強み、弱みを暗記
- 志望動機を暗記
まず完璧にセリフを書き、鏡を見つつストップウォッチで測りながら練習!練習!
就活を通して分かったことは「私は自分語りが下手だ」ということ。
例えば「バイトのこんなところがいいって言ったら、じゃあそのままその業界で就職したら?って思われちゃうよな」とか「私も頑張ったけど、世の中にはもっとすごい結果残してる人いるかな」とか。
変なところ現実的で、自分がやってきたことを自信持って話すことができなかった。でも就活においてはそんなこと言ってる暇はない。とりあえず明るくハキハキと多少矛盾してようとも自分の功績を語らなければならないのだ。
卒業危ういくらいバカな友人は「面接が楽しくて仕方ない。受かる気しかしない」と言って本当に内定いくつももらっていて信じられなかったけど、そういう就活特化型のコミュニケーションオバケもたまにいて、でもそんなのと比べると鬱になるだけだから気にせず自分の道を行くしかない。
なんとか内定
晴れて内定したのは某IT企業のグループ会社のSE。面接では今までよりはマシだったものの、途中空中分解した回答もあったなと思っていたから受かると思わなかった。後から聞いたら倍率は2倍程度だったらしい。だから受かったんだな。
でも友人に内定したことを報告すると「えー、でもSEってブラックなんでしょ?」「金融こそ至高」みたいなマウンティングされ、せっかく内定したのにと泣きそうだったけど、今となってはSEになって良かったと思う。
内定ゼロの人は是非有名企業グループ会社のSEを受けろ!
実は2年でその会社は辞めてしまったのだが、それでも私はSEを受けることを勧めたい。
なぜなら転職の際に割と有利に働くから。
営業やりたいとかデザイナーになりたい場合は難しいかもしれないけど、間接部門の場合はスキルを活かせる場面が多い。SEと言うだけでPCの扱いが上手いと連想してもらえるし、なんだかんだそれは重宝される。私も私の周りも割と名が知れた企業に転職できている。
就職浪人するよりかは新卒SEをオススメしたい。就職浪人だと「去年受からなかったやつ」とレッテルが貼られ、一年間よほどの努力を重ねないと受からない。
前年落としたやつは面接させない方針の企業もあるらしいから「去年最終まで行けたから今年こそは!」なんて考えはやめたほうがいい。だから一回就職してからの転職狙いで!!
自分語り苦手な私だったが、転職の面接は結構語れた。それは自分がやってきた仕事と得たスキルをどう活かすか、というストーリーを自分でも描きやすかったから。
「学祭で商品が売れるように手書きの看板を作りました☆」とは主張するのは苦手だったけど、「プロジェクトでは修正管理を任され、システムの安定稼働に寄与しました」は自分でも納得した上で伝えることができて満足いく会社に転職することができた。
今となっては広告業界には向いてなかっただろうなと思うし、どこでもいいから大手メーカーというのも見栄だったんだと思う。
誰もが羨む企業に入ったのに入社早々出社拒否した人もいれば、全然有名じゃない企業に入ってイキイキ働いてる人もいる。首席だったのに全然内定取れない人もいれば、卒業危うくて有名企業入る人もいる。
人気企業の人と仕事をした時に「え?なんでこんなに仕事できないの?」みたいな人もたまにいて、その度「就活特化型だったのね」と思う。
就活は縁というか運なんだなぁ。みつを