休職後にそのまま退職、転職した場合の年末調整はどうなる?
転職から1年が経ちました。
まぁ色々思うところはあるけれど、前職よりは全然マシ!お局いないって天国!
さて今日は、私が転職前から年末までずっとずっと「どうしよう」と思っていた年末調整(前職の源泉徴収提出)の話。
休職してたら前職の源泉徴収ってどうなるの?
私の退職までの流れですが、9月から休職、そして休職からそのまま3月末に退職。もちろん休職してたなんて言わないまま涼しい顔で入社。
さあ、そうすると源泉徴収がどうなるかというと1月〜3月までは給与ゼロ!
「え、でも退職金が出るからゼロにはならないよね?誤魔化せるんじゃないの?」
ねー、そう思いますよねー。
ところがどっこい、源泉徴収に退職金は記載されないのです。
そして新しい勤務先で年末調整をする際、「今年1年分まとめてやるから、前職の源泉徴収(1〜3月分)も提出して」と当然のように言われてしまうんですね。
ゼロ円と記載された源泉徴収。素人が見たって怪しさ満点。
「あれ?鞘師さん、3月末まで在職だったはずよねぇ?もしかして休職とか?」
となってしまいますね、当然。いやだ!バレたくない!!
なんとか乗り切りたい!!
私は入社前にこのトラップを知り、とにかくGoogle先生に聞きまくりました。
質問:ねぇ、どうすればゼロ円なのを誤魔化せるの?
Google先生の答え
・ブラックすぎて給料支払われてなかったと言う→いや、無理っしょ
・ブラックすぎて源泉徴収票出してくれてない→いや、無理っしょ
・もう完治しているので面接の時には言わなかったのですが、怪我で休職していました。あ、もう完治したので大丈夫でっす!→いや、面接の時言えよってなるっしょ
・実は父の介護をしていて・・・もう解決したので大丈夫でっす→いや、面接の時言えよってなるっしょ
質問:源泉徴収票を提出しない方法
Google先生の答え
・出さない。追及されても出さない。個人の自由。自分で確定申告するって言いはる。とにかく出さない。怪しいけどね、普通出すからね。出さない時点で「あ、こいつもしかして(察し」ってなるよね。まぁでも出してないからね、確証はないよね。→よし、もうこれしかない
鞘師の取った行動
というわけで、年末調整の時期がやってきて、あのお決まりの紙が配られた時、私は迷わず机の奥深くにしまいました。
「よーし、これで提出期限が過ぎるのを待つばかりだ」
私の作戦は完璧なものに思えました。提出期限が1日、また1日と迫り、そして過ぎていきました。
提出期限が3日程過ぎたとき、先輩から「年末調整の紙出した?」と聞かれました。
「いえ、実はまだ保険料申告のためのハガキが保険会社から届かなくて。自分で確定申告しようと思っているんです。お気になさらず・・・」と私は答えました。
すると「あ、私の同期が人事部にいるから、鞘師さんの提出遅れるって伝えとくよ」とその先輩は答えたのです(ありがた迷惑ー!!!!!!)。
思わぬ邪魔が入り私は焦りました。しかし私の「提出しない」という決意は固い!
3日後、その先輩から「年末調整、出した?」と聞かれました。
ここまで来ると既に怪しまれているのでは?と無言で首を振る私に
「確定申告するとなると、すごく面倒みたいよ?」とその親切な先輩は言いました。
改めて調べて見たところ、確かに色々面倒そうでした。
(なんか翌年の税額がベラボーに高くなる。まぁそれは翌年末の年末調整すれば戻って来るけど、それまで結構な税金を徴収される)
もうここまで来たら仕方ない!
私は人事部の担当者を捕まえて「実は、前職で休職していて。源泉徴収がゼロ円と記載されているので出すのを渋っていたんですが・・・」と正直に伝えました。
すると「なんで?記載額、私たちは誰にも伝えないよ?出したらいいじゃん」と返答が!
え?そんな感じ?
翌日、私は前職の源泉徴収表と年末調整の紙をそそくさと人事部に提出しました。もしかすると「あの子休職してたよ」と人事部内や私の上長に話が回っているのかもしれませんが、今の所そんな気配もなく平和に働いています。
結論:源泉徴収、出さないのはなかなか難儀。出しても意外と大丈夫!
人事部に提出する、ということですごく構えてしまったのですが、入社以降真面目に過ごしていたのが功を奏したのかなぁと思うのと、現職はある程度人数がいる会社で休職が珍しくないから大丈夫だったのかなと思います。
どうしてもバレたくないって人は、12月末で退職するのが一番(前職が年末調整してくれるから)。もし1月以降になってしまった場合は、潔く提出してしまうしかないかと思います。
まぁそもそも休職してたことを言わずに入社するなんてどうなのよ?って話ですが、病む理由は人それぞれ。私の場合は主治医からも「環境調整が必要(今の環境が合ってない)」と太鼓判をもらっていたので、環境が変わればどうにかなると確信があったし(というかそう信じたかった)。
かつての私のように今悩んでいてこのブログに辿り着いた方の転職先が、口が固い人事部のいる会社でありますように!
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